終売から2年、あの「バタースカッチ」はなぜ生き残ったのか?『チェルシー』の撤退と復活が教える令和お菓子ビジネスの深層
2026年の今、新しくなったチェルシーは北海道旅行の「マストバイ」アイテムとして完全に定着している。新千歳空港や主要な土産物店では、入荷と同時に観光客が買い求める光景が珍しくない。「現地でしか手に入らない」という限定性がSNSでの投稿を誘発し、昭和を知らない若い世代の間でも新たなトレンドとして消費されている。
かつて全国の駄菓子屋やコンビニの棚に当たり前に並んでいた飴が、いまや「旅の思い出と一緒に持ち帰る特別なお土産」へと価値を再定義された。大量消費社会から体験型消費社会への移行に伴い、老舗ブランドの新しい生き残りモデルがここに完成したと言える。