バッテリー補充液に水道水は危険!正しい補充法と入れすぎ時の対処術
現在市販されている多くの乗用車やアイドリングストップ車、ハイブリッド車(補機用)には、メンテナンスフリーバッテリー(密閉型/MFバッテリー)が標準搭載されています。従来の「開栓型(開放型)」バッテリーと異なり、日常的な液補充が不要な構造となっています。
MFバッテリーは、充電時に発生する酸素ガスを陰極板で吸収・還元し、内部で再び水に戻す特殊な気密設計(ガス再結合システム)を採用しています。水分が外部へ逃げにくい構造になっているため、通常の使用環境であれば寿命を迎えるまで液面がLOWERを下回ることは原則ありません。
【重大警告】MFバッテリーの天面にある密閉シールや圧入プラグを無理やりこじ開けて補充液を注入してはいけません。無理に開封すると内部の圧力バランスが崩れ、制御弁が破損してガス還元機能が完全に破壊されます。密閉度が損なわれた結果、希硫酸漏洩や内部破裂を引き起こす危険性が極めて高くなります。
見分け方として、天面にコインで回せる6つのネジ蓋があるものは「開放型(補充可能)」、天面がフラットでインジケーター窓のみ、あるいは「DO NOT OPEN」等の警告表記があるものは「MF型(補充不可)」です。愛車のバッテリータイプを必ず確認してください。