レム睡眠中の激しいいびきは重大なサイン?隠れたリスクと驚きの原因
「睡眠医学の父」と称されるウィリアム・デメント博士がかつて指摘した通り、睡眠は決して単一の休養状態ではない。特にレム睡眠期は、脳が活発に動きつつも、全身の骨格筋が弛緩する「弛緩性麻痺」という特異な状態に陥る。
このとき、舌の根元(舌根)や上気道の筋肉も著しく緩む。空気の通り道が極度に狭くなり、気道抵抗が一気に跳ね上がるのだ。自律神経の波が激しく変動する中で呼吸が乱れ、上気道の組織が激しく振動する。これこそが、レム睡眠期特有の暴力的とも言える激しい音を生み出す物理的メカニズムである。