茶碗蒸しの食べ方で混ぜるのはNg?会席料理で恥をかかない正しい作法

茶碗蒸しの食べ方で混ぜるのはNg?会席料理で恥をかかない正しい作法の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

茶碗蒸しには、海老や鶏肉、椎茸、百合根、銀杏など多様な具材が隠れています。これらをどの順番で食べるべきかについても、和食の美意識に基づいた基本の流れがあります。

基本は「手前から奥へ」食べ進めること。手前の出汁を含んだ卵生地をまず味わい、中央や奥に配置された具材へと箸を進めます。具材ばかりを先により分けて探す「探り箸」は無作法とされるため、自然に現れた具材を生地とともに順にいただくのが理想的です。

底の方に入っていることが多い「銀杏」や「百合根」は滑りやすく、箸で掴むのに苦労しがちです。無理につまもうとすると弾けて出汁が跳ねる恐れがあるため、周りの生地を少し絡めて箸の上に乗せるようにすくうと落とさずに運べます。最後に底へ残った滋味豊かな出汁は、器を傾けて口を直接つけ、静かに飲み干して完食するのが料理人への礼儀とされています。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。