大阪万博ミャクミャクの正体とは?不気味から国民的人気へ化けた秘密
初登場時のアゲインストな風向きは、わずか数か月で熱烈な支持へと反転しました。「怖い」から「愛おしい」へと人々の認識が変わった背景には、緻密なキャラクター展開と絶妙なギャップがありました。
最大の転換点は、実物の「立体着ぐるみ」が登場した瞬間です。平面のイラストでは異様に見えたミャクミャクですが、実際に動き出すと、短い手足を一生懸命にパタパタと動かし、ちょこちょこと歩く仕草が驚くほど愛らしく映りました。この「見た目の凶悪さと、動きの無邪気さ」というギャップ萌えが、SNS上で瞬く間に拡散されたのです。
また、クリエイターやファンによる二次創作とミーム化も人気を後押ししました。SNS上では「ミャクミャク様」という愛称が定着し、畏怖と親しみを込めたファンアートが大量に投稿されました。公式側もキャラクターを過度に神聖視せず、ユーモアを持った露出を許容したことで、ネットカルチャーと見事な共鳴を果たしました。
グッズになった際の「造形的な映え」も決定打でした。ぬいぐるみやフィギュアになると、独特のフォルムが唯一無二のポップアートのような洗練された魅力を放ち、「部屋に飾りたい」「連れて歩きたい」という所有欲を強く刺激することに成功したのです。