「仕事ができない」の正体は?大人の軽度知的障害の特徴と支援策

「仕事ができない」の正体は?大人の軽度知的障害の特徴と支援策について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。

医学的診断において、知的障害(知的発達症)は知能検査(ウェクスラー成人知能検査「WAIS-IV」など)の数値と適応行動の評価によって判定されます。一般的に用いられる軽度知的障害のIQ基準は「およそ50〜69」の範囲です。

一方、近年SNSやメディアでも話題に上る「境界知能(ボーダーライン)」とは、平均的な知能指数(IQ85以上)と知的障害(IQ69以下)の間に位置する「IQ70〜84」の領域を指します。境界知能と軽度知的障害の違いを整理すると、以下のようになります。

  • 軽度知的障害(IQ 50〜69):知的障害の医学的診断基準を満たし、日常生活や社会生活における明確な制限が認められる。自治体の判定により「療育手帳」の交付対象となる。
  • 境界知能(IQ 70〜84):知的障害の診断基準には該当しない「グレーゾーン」。公的な手帳制度の対象外になりやすいものの、実生活では知的障害と同等レベルの困難を抱えやすい。

ただし、診断は知能テストの数値だけで機械的に下されるわけではありません。「身辺自立」「金銭管理」「対人関係」「自己管理」といった適応行動能力が年齢相応に備わっているかが総合的に評価されます。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。