「ミルメーク出た?」地域の給食格差と愛知発祥の知られざる真相
全国的に知名度を誇りながら、なぜ現在も「未導入の地域」が存在するのか。その裏には、各自治体の教育委員会が掲げる食育方針の違いがある。
一部の自治体では、「牛乳本来の味をそのまま味わうべきだ」「余計な糖分や味付けを加える必要はない」という厳格な食育理念が採用されてきた。また、学校給食産業における物資調達の選定基準も地域ごとに異なる。給食予算の枠組みや、地元乳業メーカーとの協定内容によっては、味付け調味料の割り込みが難しい構造が存在したのだ。結果として、同じ県内であっても隣の市町村では給食に出るのに自分の学校では出ないという、不思議なモザイク状の普及状況が生まれることとなった。