エアコン暖房が効かない?故障を疑う前に試す3つの応急処置
Q&Aサイトの「Yahoo!知恵袋」を覗くと、「暖房を入れているのに冷風しか来ない」「ガスの補充が必要なのか」といった投稿が冬場に急増する。ネット上の噂と実際の技術的真相はどうなのだろうか。
専門資格である冷媒フロン類取扱技術者の見解によれば、「暖房が効かない=即座にガス漏れ」という診断は早計だという。冷媒フロンガスが漏出している場合、暖房だけでなく夏の冷房も全く効かなくなるのが特徴だ。また、室外機の細い配管接続部に白い霜がびっしり付着している場合はガス漏れの可能性が高いが、単に風がぬるいだけであれば制御系の問題であることが多い。
近年の空調設備産業全体を見渡すと、省エネ性能の追求に伴い、インバーター制御が極めて繊細になっている。過度な連続負荷を避けるため、一定の保護動作が入る構造が標準化されており、「壊れた」と感じる挙動の多くは製品保護のための正常な動作プロセスなのだ。