『防人の歌』炎上騒動の真相|さだまさしが浴びた右翼批判と歌詞の真意
騒動は楽曲のヒットに伴い、マスメディアを巻き込んで全国的な現象へと拡大しました。朝日新聞の名物コラム「天声人語」をはじめ、週刊誌や文芸誌が連日のように『防人の詩』を取り上げ、賛否両論の論陣を張る事態に発展します。
さらに火に油を注いだのが、同年末の『第31回NHK紅白歌合戦』への出場でした。日本中が見守る国民的番組の生放送において、緊迫した空気の中でフルコーラスを熱唱したさだまさしのステージは、視聴者の間でも凄まじい反響を呼びました。
「重苦しすぎる」「大晦日に聴く歌ではない」という抗議電話がテレビ局に殺到する一方で、「胸を打たれた」「涙が止まらなかった」という絶賛の声も無数に寄せられ、世論を二分する社会現象となったのです。