亜鉛は本当に風邪予防に効く?専門家が明かす最新エビデンスと注意点
亜鉛の効果を最大限に引き出すには、何よりも「タイミング」が命となる。喉の違和感や風邪の初期症状を感じてから24時間以内に摂取を開始することが、数々の臨床試験で推奨されている。症状が出てから数日経ってからの摂取では、ウイルスの増殖速度に追いつかず、期待されるような期間短縮効果が得られにくい。
また、食事との組み合わせにも工夫が必要だ。植物に含まれるフィチン酸や、コーヒー・紅茶のタンニンは亜鉛の吸収を阻害する。一方で、ビタミンCや動物性たんぱく質と一緒に摂ることで吸収率が高まる。空腹時の摂取は胃部不快感や吐き気を引き起こすことがあるため、軽食の後などに水と共に摂るのが安全だ。