大切な本や書類を諦めない!紙についた油の取り方と完全修復術
油が紙に付着した直後、多くの人が焦って濡れティッシュで拭いたり、指で強くこすったりしてしまいます。しかし、これは最もやってはいけない致命的なNG行動です。紙の主成分であるセルロース繊維は水に濡れると強度が著しく低下し、こする摩擦によって表面が毛羽立ち、破れや印刷文字の擦れを引き起こします。さらに、水と油は反発し合うため、水拭きをすると油分が周囲へ余計に押し広げられ、シミの面積が2〜3倍に拡大する原因になります。
油をこぼしてしまった直後の紙 油染み 応急処置の鉄則は、「こすらず、上から垂直に押さえて油分を吸い取らせる」ことです。清潔なティッシュペーパーやキッチンペーパーをシミの表裏両面に挟み込み、指の腹で数秒間しっかりと体重をかけてプレスします。表面に浮いている液状の油をこれ以上繊維の奥へ浸透させないことが、その後の修復作業の仕上がりを大きく左右します。