ドイツのための選択肢が躍進する理由と極右化の真相【2026年最新】
ドイツのための選択肢(AfD)は、2013年2月に元キリスト教民主同盟(CDU)党員や経済学者たちによって結党された右派政党です。設立当初はギリシャ危機などに伴うユーロ圏救済策に反対する「穏健な反ユーロ政党」としてスタートしましたが、2015年の難民危機以降、急激に反移民・ナショナリズム色を強めました。
現在党を牽引するのは、共同党首のアリス・ワイデル氏らです。元ゴールドマン・サックスのアナリストという洗練されたキャリアを持つ彼女の存在は、従来の荒削りな極右イメージを覆し、保守層や中間層を取り込む戦略的な看板となっています。党の主な主張は以下の通りです。
- 国境管理の厳格化と不法移民の即時送還:アサイラム(難民認定)制度の抜本的見直しとシェンゲン協定の一時停止。
- EU懐疑主義:欧州連合の主権侵害に反対し、加盟国の主権回復(場合によっては「デグジット=ドイツのEU離脱」国民投票)を主張。
- エネルギー転換(Energiewende)の見直し:再生可能エネルギー偏重を批判し、原子力発電の再稼働やロシア産天然ガスを含む安価な資源確保を要求。
- 伝統的家族観の擁護:ジェンダー主流化教育の是正と出生率向上策の推進。