祖父母からの中学入学祝い相場は?現金か記念品か失敗しない全解説
中学入学祝いを渡す時期とタイミングには、明確な作法が存在します。最適な時期は、小学校の卒業式を終えた直後から、中学校の入学式の2〜3週間前(3月初旬〜中旬)です。4月直前に渡してしまうと、親世代はすでに制服や指定カバン、靴などの購入を終えており、費用の補填という実利的な恩恵が薄れてしまいます。また、私立中学校の受験組に対しては、2月の合格発表直後に「合格祝い」として渡すか、卒業を待って「入学祝い」として渡すか、親と連絡を取りながら調整するのが礼儀です。
金封を包む際の形式美もシニア世代の見識が問われるポイントです。のし袋の書き方と水引マナーにおいては、以下の要点を確実に押さえておく必要があります。
水引は、何度繰り返しても喜ばしい慶事であるため、解いて何度でも結び直せる「紅白の蝶結び(花結び)」を用います。結婚祝いや快気祝いで使用する「結び切り」は、一度きりであってほしい儀礼に用いるものであるため、入学祝いに使用するのは完全なマナー違反です。
表書きの上段には「御入学御祝」または「祝御入学」と楷書で丁寧に毛筆や筆ペンで記します。四文字の「御入学祝」は「死文字」として忌み嫌う地域もあるため、五文字の「御入学御祝」が無難です。下段には祖父母の氏名をフルネームで記載します。祖父母連名で贈る場合は、右側に祖父の氏名、左側に祖母の名を並べるのが伝統的な調和を保つ記法です。中袋の表面には漢数字の旧字体(大字)を用いて「金 参萬圓」「金 伍萬圓」のように明記し、裏面に郵便番号、住所、氏名を漏れなく記載します。