尾上菊五郎の家系図と親戚相関図!富司純子・菊之助から孫の眞秀まで全貌
歌舞伎界のパワーバランスにおいて極めて重要な契機となったのが、2013年に行われた五代目尾上菊之助と波野瓔子(ようこ)さんの結婚です。瓔子さんは、重厚な芸風で一時代を築いた人間国宝・二代目中村吉右衛門(播磨屋)の四女にあたります。
音羽屋と播磨屋は、明治から昭和にかけて歌舞伎界をリードした六代目尾上菊五郎と初代中村吉右衛門(いわゆる「菊吉時代」)以来、互いに切磋琢磨してきた盟友でありライバルでした。その両家の血統が菊之助と瓔子さんの婚姻によって再び交わったことは、梨園関係者に大きな歓喜をもたらしました。
吉右衛門が生前、娘婿である菊之助に播磨屋の芸を直伝し、孫にあたる尾上丑之助に注いだ深い愛情は有名です。現在、丑之助は音羽屋の芸風のみならず、祖父・吉右衛門が誇った播磨屋の重厚な芸の神髄を継承する稀有な存在として期待されています。