【呪術廻戦】なぜ魔虚羅に八握剣?元ネタの日本神話と能力の真相を徹底解説

【呪術廻戦】なぜ魔虚羅に八握剣?元ネタの日本神話と能力の真相を徹底解説についての疑問解決ガイドをお届けします。

ネット上の考察コミュニティやSNS上で頻繁に見られるのが、「八握剣(やつかのつるぎ)」と「十拳剣(とつかのつるぎ)」や「草薙剣(くさなぎのつるぎ / 天叢雲剣)」の混同です。これらは神話体系上、明確に区別されるべき別個の刀剣です。

最も多い誤解が、「ヤマタノオロチを退治した剣が八握剣である」という説です。スサノオノミコトがヤマタノオロチを斬首した剣は『記紀』において「十拳剣(十握剣・天羽々斬)」と記されています。一方、八握剣は前述の通りニギハヤヒが天上から携えてきた「十種神宝」を構成する祭祀具であり、出所が異なります。

また、なぜ魔虚羅の剣が「呪霊にとっての猛毒である正のエネルギー(反転術式)」を放つのかという点についても、単なるバトルマンガ的な後付け設定ではありません。神道祭祀において、神宝の剣が果たす最も根源的な役割は「邪気・穢れ(けがれ)を断ち切り、清浄な状態へと還すこと」にあります。呪力という「負の感情から生じる穢れ」に対し、八握剣が「正のエネルギー」をもって対消滅させる構造は、神道本来の「祓除(はらえ)」の思想と完璧に合致しているのです。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。