豪雪の白川郷はいま?合掌造りの積雪と混雑をリアルタイム追跡
コロナ禍を経て完全に復活を遂げた観光業・インバウンド産業の波は、この小さな山村にも巨大なインパクトを与えている。アジア圏のみならず欧米豪からも旅行者が押し寄せ、飲食施設やみやげ物店は連日大盛況を見せる一方、住民の生活空間への無断立ち入りやゴミ問題といった摩擦も無視できないレベルに達してきた。
白川村を率いる成原茂(白川村長)は、観光客数のみを追う拡大路線から、集落の居住環境と景観を守り抜く「持続可能な高付加価値観光」への転換を力強く推し進める。合掌造りは単なる展示物ではなく、いまも人々が日常生活を営む「民家」であるという大原則を、いかに世界へ発信し続けるか。
観光消費を地域保全の財源へと還元する仕組みづくりや、マナー啓蒙のデジタル発信。定点カメラに映る無数の観光客の足並みは、現代のオーバーツーリズムに立ち向かう過疎山村のリアルな挑戦そのものを映し出している。