南海ホークス黄金期の名手・藤原満が明かす泥臭く勝つ野球の真髄

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藤原満を語る上で、名将・野村克也の存在を外すことはできない。近畿大学からドラフト4位で南海ホークスに入団した当時、決して体格に恵まれていたわけではない藤原氏がレギュラーの座を掴み取った背景には、プレイングマネージャーだった野村氏による徹底した意識改革があった。

「野村さんからは毎日のように『お前は何で飯を食うんだ』と問い詰められました。長打力がないなら、確実性と足で生き残るしかない。相手バッテリーの配球パターンをノートに書き殴り、投手の呼吸を盗む。それが南海の日常だった」

後にヤクルトや阪神、楽天で花開く「ID野球」の原風景が、当時の難波のグラウンドにはすでに存在していた。藤原氏は極端にバットを短く握るスタイルを確立し、三塁手としてベストナインやゴールデングラブ賞(現ダイヤモンドグラブ賞)を獲得。1976年にはシーズン打率.302、19盗塁を記録するなど、泥臭さと緻密さを兼ね備えた唯一無二の職人としてリーグに君臨した。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。