ロズウェル事件の真相と現在|機密解除と極秘モーグル計画の全貌
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ロズウェル事件といえば「小さなグレイ宇宙人の遺体が回収された」というイメージが定着していますが、実は1947年の事件発生当時には「宇宙人の遺体」に関する報道や証言は一切存在していませんでした。この疑惑が急速に膨らんだのは、事件から30年以上が経過した1970年代後半以降のことです。
UFO研究家たちによる再調査が活発化する中で、多くの「関係者の親族」や「元軍人」と称する人物から証言が集まり始めました。その代表例が、地元の葬儀業者だったグレン・デニス氏の「基地の病院で子どもサイズの密閉棺を要求された」「看護師から異星人の解剖図を見せられた」という告白です。しかし、米空軍の調査により、彼が言及した看護師の実在が確認できないなど、証言の信憑性には重大な破綻が見つかりました。
米空軍の報告書は、宇宙人目撃証言の正体として「プロジェクト・ハイダイブ」などの高高度パラシュート脱出実験で投下された人型ダミー(マネキン)の回収作業や、1950年代に起きた軍用機墜落事故でのパイロット遺体収容の記憶が、歳月の経過とともに1947年の事件と混同された可能性を指摘しています。
さらに1995年、世界中のテレビ番組で放送され大騒動を巻き起こした「エイリアン解剖フィルム」も、疑惑を過熱させる決定打となりました。しかし後に、映像を提供したロンドンの映像プロデューサー、レイ・サンティリ氏自身が「本物のフィルムが劣化していたため、特殊効果アーティストとともに精巧な模型を使って撮影した再現フェイクである」と告白。センセーショナリズムと商業主義が、宇宙人回収のイメージを後押ししていた実態が明らかになっています。