協栄ジム歴代会長の栄光と失墜|金平親子の真相と名門復活の現在地
協栄ジムの歴史上、最大の衝撃となったのが2019年12月の突然の「休会届」提出でした。当時、元世界王者の木村悠氏をはじめ多くのプロ選手が所属していたにもかかわらず、突如として活動停止に追い込まれた背景には、深刻な経営陣の内部対立がありました。
表面化したのは、ジムの実質的なオーナー(スポンサー企業側)と金平桂一郎会長との間の報酬不払いや運営方針をめぐる金銭トラブルです。金平会長側は「数カ月にわたり報酬が未払いで生活が成り立たず、ジムの運営権をめぐって理不尽な要求を突きつけられた」と主張。一方のオーナー側も譲らず、対立は泥沼化しました。
事態を重く見たJBCへの休会手続きに伴い、所属選手たちは練習拠点を奪われ、他ジムへの緊急移籍を余儀なくされました。昭和・平成のボクシング界を支配した名門が、リング外のマネーゲームと内紛によって瓦解した瞬間であり、多くのオールドファンやボクシング関係者に深い失望を与えた出来事でした。