創味食品はなぜ選ばれるのか?味覇との真相や人気調味料を徹底解剖

創味食品はなぜ選ばれるのか?味覇との真相や人気調味料を徹底解剖に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

調味料業界の歴史を語る上で避けて通れないのが、「創味シャンタン」と「味覇(ウェイパー)」を巡る一連の騒動です。赤い缶でおなじみの中華スープの素「味覇」は、株式会社廣記商行が販売して全国的な大ヒットを記録しましたが、その中身の開発および製造を1981年から一手に引き受けていたのが創味食品でした。つまり、かつて消費者が親しんでいた「あの味覇の味」そのものが、創味食品の業務用製品「創味シャンタンDX」だったのです。

転機が訪れたのは2014年から2015年にかけてのことでした。廣記商行側が創味食品に無断で別メーカーによるチューブタイプ商品を開発・販売しようとしたことを契機に両社の信頼関係に亀裂が生じ、最終的に製造受託契約の終了が決定しました。この決別によって、廣記商行の「味覇」は別の製造工場による新レシピへと移行し、創味食品は自社ブランドとして「創味シャンタンDX」を家庭用市場へ直接投入することになったのです。

当時、業界内では「販売力を持つ味覇に対抗できるのか」と懸念する声もありました。しかし、創味食品は「発売以来、プロに愛されてきたあの味の正統な継承者」であることを堂々と打ち出し、積極的なプロモーションを展開しました。結果として、舌の肥えたファンが「昔ながらの慣れ親しんだ味」を求めて創味シャンタンを選び取ったことで、ブランドの確固たる地位を築くことに成功したのです。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。