レトロ銭湯「たつの湯」の舞台裏と穴場時間!極上湯浴みガイド
だが、その風情ある佇まいの裏側には、過酷な現実が横たわっている。全国的に公衆浴場業を取り巻く環境は厳しさを増しており、燃料費の高騰や建物の老朽化、後継者不足によって、東京都浴場組合に加盟する銭湯の軒数は年々減少の一途をたどる。
近年のサウナブームによって温浴・サウナ業界全体には活気が見られるものの、昔ながらの銭湯を維持していくには、毎日の徹底した清掃や薪の調達、設備の細やかなメンテナンスといった地道な重労働が不可欠だ。番台を守り続ける経営者の献身と、それを支える地域コミュニティの支えがあって初めて、この湯気の立つ空間が維持されているという事実は見逃せない。