暴力団とは何か?ヤクザ・半グレとの違いや2026年最新動向を解説
法的な包囲網と社会的な締め出しは、統計データの上でも明白な組織の衰退をもたらしています。
警察庁の発表によると、暴力団構成員および準構成員等の総数は、ピーク時(1963年)の約18万4,100人から一貫して減少を続け、近年では1万人台前半にまで激減しました。正規の組員(構成員)に限れば1万人を大きく下回る水準まで落ち込んでいます。
組織を直撃しているもう一つの深刻な課題が暴力団の高齢化です。現在、構成員の50%以上を50代以上が占めており、70代以上の組員も珍しくありません。若年層の新規加入がほぼ途絶えたことが主因です。締め付けが厳しくシノギ(資金獲得活動)が成り立たない環境下で、逮捕リスクと生活の不便さばかりが増大した結果、若者が組織に入る動機は完全に消失しました。
従来の主要な資金源であった「みかじめ料」「違法賭博」「建設・不動産への介入」「覚醒剤密売」も徹底的に封じ込められています。組費(上納金)の支払いに困窮し、電気代や水道代の支払いにすら苦しむ末端組員の姿が浮き彫りになっており、かつてのような威光は完全に失われています。