昭和最大の未解決「3億事件」警視庁の極秘資料が明かす最新真相
1968年12月10日午前9時30分頃、東京芝浦電気(現在の東芝)府中工場へ従業員のボーナスを運んでいたのは、日本信託銀行国分寺支店の現金輸送車だった。現場となったのは、府中刑務所の北側に位置する学園通りの路上である。
「巣鴨支店長宅が爆破され、この車にも爆発物が仕掛けられている」という偽の警告とともに現れた偽白バイ警官。行員たちを車から退避させ、車底から煙が上がると同時に現金輸送車へ乗り込み、そのまま走り去った。刑務所の高いコンクリート壁に囲まれた見通しの悪い道路という立地条件、そして降雨という悪天候。犯人は警備の手薄さと心理的盲点を完璧に突いていた。