漆黒の烏城を歩く!岡山城天守閣の最新リニューアルと秘蔵展示
この名城の礎を築いたのは、織田信長や豊臣秀吉のもとで若くして頭角を現した大名、宇喜多秀家である。秀吉の猶子となり、五大老の一人として権力を握った秀家は、自らの権威と技術の粋を結集して天守を造営した。
当時としては画期的な構造を持つ建物であり、安土桃山時代の美意識を色濃く反映した城郭建築の傑作として名高い。一階の平面形状が変形の六角形をしている全国的にも珍しい構造は、当時の技術力の高さと秀家の非凡な美意識を物語っている。秀吉の居城である大坂城を意識し、豪奢でありながら堅固な防衛機能を備えた要塞としての設計が随所に散りばめられている。