本場シェフが魅せる!名古屋メキシコ料理の最前線と穴場名店ガイド
今回、編集部は名駅および栄エリアで話題を集める本場出身のオーナーシェフたちへ独占取材を敢行した。厨房から漂うのは、じっくり燻製されたチポトレの刺激的な香りと、焼きたてのトルティーヤが放つ芳醇な匂い。彼らが口をそろえるのは、「本当のタコスは、生地そのものが主役だ」という事実である。毎朝丁寧に乾燥とうもろこしをアルカリ調理(ニクスタマル化)し、職人技でプレスする自家製トルティーヤこそが、肉や辛味豊かなサルサの旨味を極限まで引き立てる。
失敗しない店選びの極意は、実にシンプルだ。メニューを開いた際、単に「タコス」と一括りにするのではなく、カルニータス(豚肉の油煮)やパストール(豚肉の回転焼き)、スアデロ(牛バラ肉のホロホロ煮)など、部位や調理法ごとの専門的な名称が並んでいるかを確かめること。さらに、サルサが既製品ではなく自家製の生サルサ(サルサ・ベルデやサルサ・ロハ)を提供している店は、例外なく本物のクオリティを誇る。店内の喧騒と香気の中に身を置けば、ひとくち噛みしめた瞬間に本場の風が吹き抜けるはずだ。