「キーマ」と「ドライ」の境界線が消える?2026年スパイスカレー狂騒曲と、知られざる歴史の真実
そもそも言葉の意味が全く異なる。キーマ(Keema)はヒンディー語やウルドゥー語で「ひき肉」や「細切れ肉」を指す言葉だ。つまり、ひき肉を使っていれば、スープ状であろうが汁気がなかろうが、それはすべて「キーマカレー」と呼んで差し支えない。
一方で「ドライカレー」は、その名の通り「汁気がない(ドライな)カレー」の総称である。水分を極限まで飛ばしたカレーソースをご飯にかけたものも、カレー粉で炒めたチャーハン風のご飯(カレーピラフ)も、すべてドライカレーのカテゴリーに入る。この「素材」と「状態」という分類基準のズレが、長年の混乱を生む最大の原因なのだ。