世界が息をのむ瞑想の森市営斎場!伊東豊雄が描いた祈りの建築美
建物の前に広がる池は、単なる景観用の池ではありません。水面に柔らかな屋根のシルエットと木々の緑が映り込むことで、空と大地、水が一体となる幻想的なランドスケープを創出しています。外部からエントランスへ足を踏み入れると、天井のうねりに沿って外光がグラデーションを描きながら室内の奥深くまで差し込みます。
告別室や収骨室、待合ロビーにいたるまで、直線的な壁面を極力排したプランニングが採用されており、視線が自然と外部の緑や水辺へと導かれます。「悲哀に沈む遺族を、大自然の生命力と温かな光で包み込みたい」という設計思想がディテールに至るまで徹底されており、無機質なコンクリートが生命感あふれる温もりを放つ空間へと昇華されています。