爆竹のような快音と香ばしさ!ポン菓子の知られざる歴史とレシピ

爆竹のような快音と香ばしさ!ポン菓子の知られざる歴史とレシピの全体像を詳しく解説してご紹介します。

アメリカで生まれた技術を、日本独自の街頭エンターテインメントへと昇華させたキーマンが存在する。北九州の鉄工職人であった吉村利栄氏だ。

吉村氏は穀類膨張機(いわゆるポン菓子機)の国産化と改良に邁進し、頑丈で持ち運びが可能な圧力を高める回転式ドラムを完成させた。戦後の食糧難の時代、手持ちの米を持ち込めばその場で膨らませてくれる巡回型の職人たちは、庶民の貴重な栄養源であり、最大級の娯楽だった。

この爆発的な演出は国民的記憶となり、ノスタルジーを描く映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の名シーンでも情緒たっぷりに描写されている。こうして、子どもの小遣いで買える最高のごちそうとして駄菓子の定番となり、やがて繊細な味わいを持つ高級な和菓子の素材としても発展を遂げていったのである。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。