指差す布袋尊の謎とは?北鎌倉・浄智寺の見どころと参拝ガイド
浄智寺を訪れた参拝者がまず目を見張るのが、総門をくぐった先にある「鐘楼門(しょうろうもん)」です。上層が鐘楼(鐘突き堂)、下層が門を兼ねた珍しい二階建て構造で、上部には花頭窓(かとうまど)が穿たれ、白壁と木造の対比が際立ちます。中国・唐様建築の影響を色濃く残すこの門には「山居幽勝(さんきょゆうしょう)」の額が掲げられており、山深い禅の境地にふさわしい風情を醸し出しています。
参道の石段脇にひっそりと水を湛えるのが、鎌倉十井(かまくらじっせい)の一つに数えられる名水「甘露の井(かんろのい)」です。かつてこの井戸から湧き出る水が蜜のように甘く、不老不死の効能があると称えられたことからその名が付きました。苔むした石段と豊かな木々に囲まれた井戸の佇まいは、北鎌倉屈指のフォトスポットとしても親しまれています。