090から060解禁へ!携帯番号の割り当て歴史と意外な世代価値
1990年代末、日本の携帯電話は大きな転換点を迎えた。10桁から11桁への移行だ。1999年1月1日午前0時、一斉に導入された「090」の識別符号。当時、NTTドコモ、DDIセルラーやIDO(現在のKDDI)、そしてJ-PHONEといった通信事業者は、新規ユーザーを獲得するために猛烈なインフラ競争を繰り広げていた。
当時は、番号の4桁目から6桁目を見るだけで、どのキャリアで契約した端末かが即座に判別できた。「090-3」で始まる番号はドコモの先行加入者、「090-1」や「090-8」の帯域も各社ごとに厳密に割り振られていたのだ。この初期の識別符号こそ、日本の移動体通信が本格的な社会インフラへと成長していく軌跡そのものと言える。