日本アニメの父・山本早苗の生涯と功績|東映動画設立の裏側と代表作

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独立後の1925年(大正14年)、文部省の委託を受けて制作された短編アニメーション映画が、山本早苗の初期の代表作として名高い『教育お伽漫画 姥捨山』です。

本作で山本は、厚紙をキャラクターの関節ごとにパーツ分けして動かす「切り紙(千代紙)アニメーション」の技法を極限まで洗練させました。民話特有の陰影や感情の機微を、滑らかな動きと情緒あふれる画面構成で見事に表現。単なる子どもの見世物にとどまらない、芸術的かつ教育的価値を持つ映像作品として国内外で絶賛を浴びました。

その後も『兎と亀』(1924年)や『日本一桃太郎』(1928年)など、日本の伝統説話や童話を題材にした名作を次々と発表。昭和初期にかけて、山本早苗の名は日本アニメ界の第一人者として不動のものとなりました。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。