ザコシとケンコバの熱い絆!Nsc同期が紡いだ泥臭い奇跡の深層
二人の原点は、1992年に開校した吉本総合芸能学院(NSC)大阪校11期生にあります。この11期生は、お笑い界の歴史において「特異な黄金世代」として知られています。同期には中川家、陣内智則、たむらけんじ、野々村友紀子、ユウキロックといった、後に独自の地位を築く実力派がひしめき合っていました。
当時、ザコシショウ(本名:阪井峰之)は静岡の同級生であった静岡茶っぱとコンビ「G★MENS(ジーメンス)」を結成。一方のケンコバ(本名:小林友勝)は村越周司と「モストデンジャラスコンビ」を結成し、心斎橋筋2丁目劇場やbaseよしもとの前身ステージでしのぎを削っていました。
当時の大阪若手シーンは、千原兄弟やジャリズムをはじめとする「シュール&スタイリッシュ」な笑いが席巻していた時代です。その渦中にあって、G★MENSとモストデンジャラスコンビは、ともに主流派とは一線を画す「過激で武骨なバカ笑い」「プロレスやサブカルチャーを煮詰めた混沌」を志向していました。異端児同士として惹かれ合うのは必然であり、二人は急速に距離を縮めていきます。
ケンコバは当時のインタビューやエピソードトークで「若い頃はザコシさんの家に転がり込んで、毎日のようにゲームをしてプロレスの技を掛け合っていた」と回顧しています。金も仕事もない極貧時代、二人は互いの面白さだけを担保に、深夜の路上やアパートの一室で愚直なまでに芸を磨き合っていました。