三浦友和の現在と山口百恵との真実|74歳の素顔と息子の今を徹底追跡
三浦友和のキャリアを振り返る上で、1970年代の「ゴールデンコンビ」時代は避けて通れません。都立日野高校時代に忌野清志郎と同級生だったことでも知られる彼は、1970年代半ばから江崎グリコのCM共演をきっかけに、当時トップアイドルだった山口百恵さんと数々の映画やドラマで共演を果たしました。『伊豆の踊子』『潮騒』、そして社会現象となったドラマ『赤い疑惑』『赤い衝撃』などの大ヒットにより、二人は日本中が公認する理想のカップルとして人気を極めました。
そして1980年11月19日、山口百恵さんが芸能界を完全引退し、二人は結婚。しかし、華やかな祝福の裏側で、彼には壮絶な試練が待ち受けていました。希代の歌姫を家庭に迎え入れたことで、マスコミによる常軌を逸した取材攻勢に晒され続けただけでなく、俳優としては「百恵の夫」「爽やかな二枚目」という固定化されたイメージの呪縛に直面することになります。
自著『被写体』(1999年)や『相性』(2011年)で赤裸々に告白されている通り、30代半ばから40代前半にかけては俳優としての仕事が激減。当時は莫大な住宅ローンも抱えており、経済的・精神的に最も追い詰められた時期でした。それでも彼は「妻を再び表舞台に出して稼がせる」という安易な選択肢を断固として拒絶。プライドを捨てて悪役や情けない中年男性の役柄に果敢に挑戦し、相米慎二監督の映画『台風クラブ』などを通じて泥臭く演技の幅を広げ、真の実力派俳優へと脱皮していったのです。