ボブ・デービッドソンの現在とWbc誤審の真相!疑惑の判定と歴代評価

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日本野球史において、判定を巡る最大の国際的波紋を呼んだのが2006年WBC第2ラウンド・日本対アメリカ戦でした。3対3の同点で迎えた8回表、1死満塁の好機で岩村明憲氏が放った打球はレフトへの浅いフライとなりました。捕球と同時に三塁走者の西岡剛氏がスタートを切り、見事に生還。勝ち越しのホームを踏んだ瞬間、三塁塁審のニール・パレンス審判員は西岡氏のリタッチを視認し、正規の離塁として「セーフ」の判定を下していました。

しかし、アメリカ代表のバック・マルティネス監督がアピールを行うと、事態は急変します。プレイの位置から最も遠い本塁にいた球審のボブ・デービッドソン氏が突如として判定に介入し、「捕球よりも離塁が早かった」として判定を覆し、アウトを宣告したのです。この前代未聞の得点取り消しに対し、温厚な人柄で知られる王貞治監督が鬼の形相でベンチを飛び出し、グラウンド上で激しい抗議を展開しました。

当時の報道や中継映像のコマ送り検証によると、アメリカ軍左翼手ランディ・ウィン選手のグラブにボールが収まった瞬間、西岡氏の左足は完全に三塁ベースに触れており、疑いようのない正規のタッチアップでした。にもかかわらず、自身の視野角では正確な捕捉が困難な位置関係でありながら独断で判定を覆したデービッドソン球審の判断は、国内外のメディアから「大会の公平性を著しく損なうジャッジ」として猛烈な批判を浴びることとなりました。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。