Simejiの危険性とは?情報漏洩の真相と2026年最新の安全対策

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Simejiに対する強い警戒感の原点は、今から十数年前の2013年12月に報じられた無断送信問題にあります。当時、親会社である中国の検索大手・百度(バイドゥ)の日本法人が提供していたPC向け日本語入力ソフト「Baidu IME」およびスマートフォン版「Simeji」において、利用者がクラウド変換を「オフ」に設定していたにもかかわらず、入力した文字列情報が同社のサーバーに送信されていた事実がセキュリティ企業や報道機関の調査によって明るみに出ました。

この事態を受け、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)や文部科学省などの公的機関が、機密情報漏洩を防ぐ目的で同社製品の使用停止を呼びかける異例の事態へと発展しました。当時の中継取材や記者会見の記録によると、バイドゥ側は「本来はサーバーへ送るべきではないテスト用のログ送信モジュールが誤って混入していた」と釈明し、作為的なスパイ行為ではなくプログラミング上の不具合であると説明しました。

しかし、「利用者の許可なく入力内容が社外サーバーへ送信されていた」という厳然たる事実は、ユーザーに深刻な不信感を植え付けました。さらに「送信先が中国本土のサーバーだったのではないか」という地政学的な不安と結びつき、現在まで続く「Simeji=個人情報が抜かれる危険なアプリ」という強固なパブリックイメージが形成される決定打となったのです。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。