ムンクの叫び作者の衝撃真相!実は叫んでいない理由と壮絶な生涯の全貌
一般に『叫び』と呼ばれる絵画は、実は1枚だけではありません。ムンクは自らの内面テーマを追求するため、1893年から1910年の間に異なる画材を用いて4つの主要バージョン(および多数の白黒リトグラフ版画)を制作しました。現在それらがどこに保管され、どのような歴史を辿ってきたのかを以下の比較データに整理しました。
とりわけ美術界を震撼させたのは、1994年と2004年に起きた2度の白昼堂々たる盗難事件でした。1994年の事件では、リレハンメル五輪の開幕で警備の手薄になったオスロ国立美術館の窓ガラスを割り、梯子を使ってわずか50秒で1893年版が持ち去られました。後に英米警察の国際的なおとり捜査によって無傷で回収されたものの、美術館の防犯体制の甘さが世界中から痛烈に批判されました。
さらに2004年のムンク美術館での事件では、覆面をした武装集団が一般来館者の眼前で銃を突きつけ、壁から1910年版の『叫び』と代表作『マドンナ』を強奪。2年後に奇跡的に警察が発見したものの、湿気や摩擦による不可逆的な損傷が残る結果となりました。これら悲劇的な受難を経て、現在オスロの臨海部に新設された新「ムンク美術館(MUNCH)」および新生「ノルウェー国立美術館」では、最新鋭のセキュリティと厳格なローテーション展示体制が敷かれています。