14トーン髪色の明るさとは?ブリーチ有無・職場基準と人気色を徹底解説
SNSのビジュアル広告などで頻繁に目にする「ブリーチなしでミルクティーベージュ」といった宣伝文句。この表現を鵜呑みにしてサロンを訪れ、仕上がりのギャップに困惑するケースが後を絶ちません。現場のカラーリストへの取材から、その実態を紐解きます。
結論から述べると、バージンヘア(一度も染めていない黒髪)から14トーン ブリーチなしで染めた場合、得られるのは「赤み・オレンジみの残るライトブラウン」です。日本人の毛髪内部には硬い赤色メラニンが豊富に含まれており、ブリーチを用いずにアルカリカラーの限界リフト力(最大14トーン相当のライトナー)で脱色しても、黄色領域までメラニンを壊すことは物理的に困難だからです。
透明感のあるアッシュやベージュを発色させるための14トーン ブリーチ回数は、基本的には1回(髪質が太く硬い場合はケアブリーチ1.5〜2回)が標準となります。すでにベースが12〜13トーンまで明るくなっている髪であれば、ブリーチ剤を使わずに高明度のアルカリカラーを重ねる「ダブルカラー」で14トーンの透明感を出すことも可能ですが、完全な黒髪からのワンステップ施術では限界がある点を理解しておく必要があります。