金刀比羅宮の奥社「厳魂神社」完全攻略!1368段の絶景と天狗伝説

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金刀比羅宮の表参道から続く長い石段を登り進めると、785段目で壮麗な本宮に到達します。観光ツアーや一般的な参拝ではここがゴールとされるケースが少なくありません。しかし、本宮拝殿の右手奥にひっそりと佇む鳥居の先にこそ、真の目的地である奥社への入り口が開かれています。

本宮から奥社・厳魂神社までの距離は約1km、石段にしてさらに583段。表参道起点からの累計は1368段に達します。標高約421mに位置する厳魂神社に祀られている主祭神は厳魂彦命(いづたまひこのみこと)です。

厳魂彦命とは、戦国時代から江戸時代初期にかけて金刀比羅宮の別当(長官)を務めた宥厳(ゆうげん)上人の神号です。金毘羅信仰の中興の祖として知られる宥厳上人は、慶長18年(1613年)に示寂する際、「死してなお金毘羅の守護神となり、山中を守護せん」と言い残し、天狗へと化身して忽然と姿を消したという伝説が残されています。この峻厳な祈りと信仰の結晶として創建されたのが、現在の厳魂神社です。

社殿の左手にそびえ立つ垂直の断崖絶壁は「威徳巌(いとくがん)」と呼ばれ、見上げる者を圧倒します。岩壁をよく観察すると、天狗と烏天狗の顔が刻まれており、かつて修験道の霊場として栄えた山岳信仰の気迫を今に伝えています。この特異な景観と神気が、現代においても屈指の厳魂神社 ご利益 パワースポットとして信仰を集め続ける最大の理由です。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。