国内わずか2箇所!ウォンバット激減の理由と2026年最新事情まとめ
日本の動物園で飼育されている個体は、主にヒメウォンバット(コモンウォンバット)と呼ばれる種です。カンガルーやコアラと同じ有袋類に属しながら、地面に巨大な巣穴を掘って暮らす特異な生態を持っています。
ヒメウォンバット生態と特徴の中で最もユニークなのが、「四角い立方体の糞」をする点です。一晩に数十個から100個近く排出される排泄物は、見事なサイコロ状をしています。これは乾燥した腸内で水分を徹底的に吸収する過程と特有の腸壁の収縮運動によって形成されるもので、縄張りを主張するために岩の上や倒木の上に置いた際、転がり落ちないための進化の賜物とされています。
また、外敵から身を守るための驚異的な防衛構造も見逃せません。ウォンバットの臀部(お尻)は強固な軟骨プレートと極めて分厚い皮膚で覆われており、天敵であるディンゴなどに襲われた際は巣穴に頭から飛び込み、お尻で入り口を塞いで攻撃を完全に無力化します。それどころか、狭いトンネル内で背中とお尻を使って敵の頭部を天井に押し付け、頭蓋骨を圧迫して撃退することすらあります。
メスの育児嚢(お腹の袋)が後ろ向きに開いているのも、土を掘る際に袋の中に泥が入らないための機能的進化です。ずんぐりむっくりした体型で普段はのんびり歩いていますが、危険を察知した際には時速約40kmで疾走する瞬発力も秘めています。