犬の黄色い嘔吐の正体とは?元気があっても油断できない受診の判断基準
Q1:黄色い嘔吐物に白い泡がたくさん混ざっているのはなぜですか?重病ですか?
A1:白い泡の正体は、胃液や唾液が胃の蠕動運動や嘔吐時の呼吸によって空気と混ざり合い、泡立ったものです。黄色い胆汁とともに白い泡を吐き出す現象は、胆汁嘔吐症候群において極めて一般的な形態です。泡自体が直ちに致命的な疾患を示すわけではありませんが、泡を吹きながら痙攣している場合や、連続して泡を吐き続ける場合は神経症状や重度中毒の恐れがあるため即時受診してください。
Q2:吐いた直後、愛犬が猛烈にお腹を空かせてご飯を催促します。すぐに与えてもいいですか?
A2:要求されるまま直後に普段のフードを与えるのは避けてください。吐いた直後の胃粘膜は胆汁酸と胃酸によって荒れて過敏になっており、急激に固形物が入ると再び強い嘔吐反射を誘発します。最低でも2〜3時間は胃を落ち着かせ、その後、ふやかしたフードを通常の3分の1程度の少量から与えるのが医学的に安全な鉄則です。
Q3:動物病院へ連れて行く際、飼い主が準備しておくべき証拠や情報はありますか?
A3:最も価値のある情報は「吐瀉物のスマートフォン写真」と「吐いた直前の様子を収めた動画」です。黄色い液体の色味の濃さ、泡立ち、混入物(未消化フード、異物破片、血液の混入有無)は言葉で伝えるよりも写真を見せる方が獣医師の診断精度を格段に引き上げます。また、可能であれば吐瀉物をティッシュやラップで密閉して持参すると、院内での性状検査に役立ちます。