麻生太郎のスーツはなぜマフィア風と絶賛されるのか?特注仕立ての真相

麻生太郎のスーツはなぜマフィア風と絶賛されるのか?特注仕立ての真相の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

麻生ファッションのアイコンとして真っ先に挙げられるのが、イタリア・アレッサンドリアの老舗帽子ブランド「Borsalino(ボルサリーノ)」のフェルトハットです。1857年創業の同ブランドは、映画『カサブランカ』のハンフリー・ボガートや『アラン・ドロンのボルサリーノ』など、銀幕のスターたちに愛され続けてきたクラシックハットの最高峰として知られます。

麻生氏が愛用しているモデルは、上質なラビットファーフェルトを用いた定番モデル「アレッサンドリア」や、さらに毛足を短く刈り込んで滑らかな光沢感を出したハイエンドライン「クアリタ・スペリオーレ」などが中心と見られています。ボルサリーノの国内正規価格は、スタンダードなモデルでも約7万円から10万円前後、最高級のファーフエルトやビーバーフェルトを用いたカスタム品であれば15万円から30万円以上に達します。麻生氏はこれを水平に被るのではなく、右斜め前へ意図的に約15度傾けてセットする「粋(いき)」な被り方を崩しません。この角度こそが、陰影を生み出し、鋭い眼光を引き立てる最大の視覚的ギミックです。

また、冬場の外交や移動時に羽織るロングコートも注目を集めます。麻生氏のコートは、既製服のラグジュアリーブランドをそのまま着用しているのではなく、最高級のカシミアやメルトンウール生地を指定して国内の名門テーラーで仕立てられたフルオーダー品です。仕立て上がりの価格は1着あたり50万円から80万円超と推計されます。膝下までしっかりと覆うクラシカルな着丈と、肩から美しく落ちるドレープラインは、既製品のショート丈コートが主流となった現代において圧倒的な威厳を放っています。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。