小野川親方の現在と評判|元北太樹の経歴・襲名理由と最新動向を徹底解説
小野川親方の歩みを振り返る上で欠かせないのが、現役時代の「北太樹」としての足跡です。東京都町田市出身の彼は、中学卒業後に大相撲界の巨人であった第55代横綱・北の湖が率いる北の湖部屋へ入門。1998年(平成10年)3月場所で初土俵を踏みました。
派手な投げ技に頼らず、徹底して頭をつけて前へ出る愚直な押し相撲と左四つからの寄りを磨き上げ、2008年(平成20年)5月場所で新入幕を果たします。幕内在位は通算47場所に及び、最高位は東前頭2枚目まで上り詰めました。横綱や大関に対しても怯むことなく真っ向勝負を挑み、2010年(平成22年)5月場所では10勝を挙げて自身初となる敢闘賞を受賞しています。
そんな彼に訪れた転機が、2017年(平成29年)11月場所での現役引退でした。長年酷使し続けた膝や腰の古傷による勤続疲労に加え、立ち合いの鋭さに翳りが見え始めたことで、幕下陥落が決定的となったタイミングで潔く髷を落とす決断を下しました。師匠から叩き込まれた「土俵の上で嘘をつかない相撲」を最後まで貫き通した引き際でした。