ストパーと縮毛矯正の決定的な違いは?プロが明かす選び方と真相

ストパーと縮毛矯正の決定的な違いは?プロが明かす選び方と真相について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

「どちらも髪をまっすぐにするメニュー」と大括りにされがちですが、毛髪科学の観点から見るとストパーと縮毛矯正の違いは作用機序そのものにあります。決定的な境界線となっているのが、施術プロセスにおける高温アイロンによる熱プレス工程の有無です。

ストレートパーマは本来、ウェーブパーマを落として元の状態に戻すことや、健康毛の軽い広がりを整えるために開発された技術です。1剤(還元剤)で毛髪内部のシスチン結合(S-S結合)を一時的に切断し、コームでコーミングして整えたあと、2剤(酸化剤)で再結合させて固定します。熱処理を加えないため、毛髪内部のタンパク質を変性させず、施術後の手触りが比較的柔らかい反面、遺伝的要因や毛根の歪みから生じる強いねじれ・波状毛をフラットにする力は備わっていません。

一方の縮毛矯正は、頑固なくせ毛や強いうねりを根本から矯正するための技術です。1剤で毛髪の結合を解いた後、ドライヤーで完全に乾かし、160〜180度の専用ヘアアイロンで髪を挟んで熱と圧力を加えます。この「熱タンパク変性」を利用して毛髪内部の構造をストレートの形状に整え直した上で、2剤によって固定します。このアイロンワーク工程が加わる分、縮毛矯正のアイロン施術時間は長くなり、サロンでの滞在時間はおよそ2時間半から4時間前後に及びます。ストレートパーマの施術時間が1時間半から2時間程度で終わる点と比較しても、工程の緻密さの違いが窺えます。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

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