レンジ焼きナスの極意!爆発防止と皮がつるんと剥ける5分レシピ
電子レンジ調理における最大のトラブルが、加熱途中に発生するナスの破裂事故です。ナスは約93〜94%が水分で構成されており、マイクロ波が照射されると中心部の水分が一気に沸騰・気化します。ナス特有の厚く強靭な外皮が水蒸気の逃げ場を塞ぐことで内圧が限界まで高まり、激しい破裂音とともに庫内へ飛散する現象が起きます。
このナスを電子レンジで加熱する際の爆発防止には、物理的に蒸気圧を逃がす3つの下処理が不可欠です。
- ヘタの周り(ガク)への切り込み:鉛筆を削るように、ガクのヒダ部分だけをぐるりと薄く切り落とします。ヘタ本体を残すことで、後から皮を剥く際の持ち手になります。
- 皮全体への微細な穴あけ:竹串やフォークの先を使い、ナスの胴体全体に1本あたり5〜6箇所ほどプスプスと浅い穴を開けます。目に見えない微細な通気口が安全弁の役割を果たします。
- 縦方向の隠し包丁:ヘタの付け根から先端に向かって、深さ1〜2mm程度の浅い筋を縦に4〜6本入れておきます。これが後述する皮むきのガイドラインとなり、作業効率を劇的に向上させます。
下処理を施した後は、焼きナスのラップの巻き方にも配慮が必要です。水分を完全に密閉しすぎず、ナスの両端にわずかな隙間を持たせて1本ずつ個別にぴったりと包み込むことで、適度なスチーム効果を生み出しながら均一に火を通すことができます。