声がこもる原因を徹底解明!プロ直伝の通る声改善トレーニング
喉の緊張を取り除き、通る声を作り出すための声のこもり解消エクササイズは、専門器具を使わずに自宅やオフィスでも実践できる。即効性の高い4つのステップを紹介する。
1. 喉の開き方のコツをつかむ「あくび喉リセット」
喉の奥を広げる感覚を養うには、あくびの初期動作が最適だ。口を軽く閉じ、鼻から息を深く吸い込みながら軟口蓋(口の奥の天井の柔らかい部分)をグッと持ち上げる。喉仏が自然に下がり、喉の奥に冷たい空気が触れる感覚が得られれば成功だ。この空間を維持したまま、リラックスして「ほー」と息を吐く練習を毎日5回繰り返すと、喉を締め付ける悪癖が解消される。
2. 明るい響きを獲得する「鼻腔共鳴練習法」
声の通りを左右する最大の要素が、顔の前面にある骨や空間を響かせる鼻腔共鳴練習法である。唇を軽く閉じて「んーー」とハミングを行い、指先で鼻筋や小鼻に触れて細かな振動を感じ取ってみよう。その振動を保ったまま「んーまー」「んーみー」と言葉に移行させる。音が鼻から頭頂部へ抜けていく感覚を掴むことで、無理に大声を出さなくても遠くまで通る明るい声の出し方が身につく。
3. 滑舌改善と口腔スペースを広げる「舌の位置(スポット)修正」
舌の位置と滑舌は表裏一体の関係にある。正しい舌の位置は、上前歯の少し後ろにある膨らみ(スポットポジション)に舌先が軽く触れ、舌全体が上あごに吸い付いている状態である。舌の根元を強化するために、舌を勢いよく上あごから弾く「タングクリック(舌打ちの音)」や、唇と舌を脱力して震わせる「タングトリル」を1回30秒行う。これにより舌根の筋緊張がほぐれ、言葉の発音輪郭がくっきり際立つようになる。
4. 呼気の推進力を生む「腹式呼吸発声法」
芯のある声の土台となるのが腹式呼吸発声法だ。背筋を伸ばして肩の力を抜き、下腹部に手を当てる。鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、吐くときはお腹をへこませながら「スーー」と一定の速度で細く長く息を吐き出す。息を吐きながら「ワン!」と短く鋭く声を乗せる訓練を行うと、喉に負担をかけずに力強い声を前に押し出す感覚が体感できる。