トランプ息子の現在と後継者争い|バロンの大学や驚異の資産真相

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高校卒業後の進路を巡っては全米のメディアが過熱報道を繰り広げました。父ドナルド氏や兄ドナルド・ジュニア氏、姉イヴァンカ氏の母校である名門ペンシルベニア大学ウォートン校に進むとの見方が有力視されていましたが、バロン氏が最終的に選択したのはニューヨーク大学(NYU)のスターン・スクール・オブ・ビジネスでした。全米屈指の難関ビジネススクールであり、ウォール街への直結ルートとして世界的な名声を誇る学び舎です。

ホワイトハウスではなく、マンハッタンの『トランプ・タワー』から厳重な警護を伴って大学へ通う選択をした背景には、母メラニア氏の強い意向が働いていると伝えられています。大統領就任直後の幼少期にも、ホワイトハウスへの移住を半年以上遅らせて息子の就学環境を守ったメラニア氏にとって、手元で精神的なケアを継続できるマンハッタンの立地は譲れない一線でした。

しかし、バロン氏は単なる裕福な大学生にとどまりません。経済誌『Forbes』が報じたスクープは、世界中の金融界と政界に衝撃を与えました。バロン氏は19歳にして暗号資産企業「ワールド・リバティ・フィナンシャル(WLF)」の共同創業者(Chief Crypto Visionary)として名を連ね、その関与資産は一時228億円(約1億5000万ドル相当)に達すると試算されたのです。

かつて暗号資産に対して懐疑的だった父ドナルド氏に対し、分散型金融(DeFi)の可能性やデジタル資産の構造を徹底的に講義し、父の政策方針を完全な「親仮想通貨(プロ・クリプト)」へと180度転換させた張本人こそが、息子のバロン氏でした。トランプ氏自身も公のインタビューで「私は19歳の息子から暗号資産のすべてを学んだ。彼はウォレットを4つも使いこなし、私に世界を教えてくれた」と手放しで賞賛しています。学問を修めながら、すでに国家元首の経済政策と数千億円規模の市場を動かす実業家としての頭脳を発揮しているのです。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。