ドバイの今どうなってる?移住ブームの裏と2026年最新実態
「ドバイは無税だから最高」という認識は、制度面においてアップデートが必要です。UAE財務省による法人税(9%)の導入以降、形式だけのペーパーカンパニーを使った節税スキームには厳しいメスが入りました。フリーゾーン企業であっても、実質的な経済活動実態(オフィス賃貸、現地従業員の雇用、ガバナンス体制)を証明できない場合は通常課税の対象となります。
一方で、個人に対する所得税や暗号資産の売却益に対するキャピタルゲイン課税はゼロが維持されています。仮想通貨規制当局(VARA)の法制化が進んだことで、透明性の高いWeb3企業や大口投資家にとっては、かえって世界で最も予測可能性の高い拠点として評価されています。
また、長期滞在を可能にする10年間の「ゴールデンビザ」については、不動産投資(200万AED以上)における頭金要件の柔軟化など、優秀な人材や資本を呼び込むための規制緩和が続いています。国策として「一時的な滞在者」を減らし、「現地に資産を固定してくれる本物の富裕層と高度人材」を選別して囲い込む方針が明確になっています。