階段の書き方完全攻略|パースの狂いを防ぐ補助線と図面の極意

階段の書き方完全攻略|パースの狂いを防ぐ補助線と図面の極意にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

階段作画が破綻する根本原因は、「水平方向の消失点」だけで高さを捉えようとすることにあります。階段は斜面(スロープ)であるため、水平な地面に向かう消失点の真上、または真下に「傾斜消失点(上昇消失点・下降消失点)」が存在します。

アイレベル(目線の高さ)と傾斜消失点を正しく結ぶ補助線を使えば、奥に行くにつれて縮む階段の遠近比率を正確に算出できます。

一点透視による正面・見上げ構図の割り出し方

一点透視で階段を描く手順は以下の通りです。

  1. アイレベル上に消失点(VP)を1つ設定し、階段の横幅と最前列の1段目(蹴上げと踏み面)を矩形で配置する。
  2. 階段全体の最上段と最下段を結ぶ外枠の「直方体」を消失点に向けて伸ばす。
  3. 直方体の側面に対角線を引き、アイレベル上の消失点の真上にある「傾斜消失点」に向かってスロープの傾斜補助線を引く。
  4. 対角線分割法(側面をジグザグに対角線で割る手法)を用いて、奥に向かう各段の奥行きを等分割する。

二点透視で斜めアングルを描く実践法

斜めから見下ろす・見上げる二点透視の場合、左右2つの消失点(VP1・VP2)に加え、縦方向のパース基準を徹底します。階段の側面が見える角度では、スロープの傾斜面を先に1枚の「斜めの板」として二点透視上に構築し、その斜面に対して階段のギザギザを刻み込んでいくアプローチが最も歪みを防げます。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。