吉田沙保里の握力は何キロ?リンゴ伝説の真相と驚愕の身体能力を徹底検証

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では、握力単体では説明がつかない彼女の絶対的な強さの源泉はどこにあったのか。吉田沙保里が霊長類最強と呼ばれる理由は、全身の骨格筋が連動して生み出す驚異的な運動機能にあります。

第一に特筆すべきは、前述の表にも示した背筋力200kg超という圧倒的な引きの強さです。女子レスリング界において、相手の重心をコントロールし、組み手争いで優位に立つためには、前腕の握力以上に広背筋・脊柱起立筋・僧帽筋からなる後部筋群の出力が決定打となります。吉田沙保里は、組み合った瞬間に相手の上体を強引に引き剥がし、自らの制空圏に引きずり込む背筋力を持っていました。

第二の要因が、代名詞である高速タックルの威力です。国立スポーツ科学センター(JISS)などの動作解析研究でも度々取り上げられた彼女のタックルは、予備動作が極限まで削ぎ落とされ、踏み込みの初速から相手の懐深くに侵入するまでのスピードが男子選手を凌駕していました。

ただ速いだけではありません。低く鋭く沈み込み、相手の膝裏を刈り取りながら立ち上がる推進力には、強烈な臀筋群(お尻の筋肉)と大腿四頭筋の爆発的パワーが注ぎ込まれていました。相手ディフェンスが反応した頃にはすでに重心を浮かせられており、物理的に防御不能な一撃と化していたのです。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。