口から出た白い塊の正体は?強烈な臭いの原因と絶対Ngな取り方を検証

口から出た白い塊の正体は?強烈な臭いの原因と絶対Ngな取り方を検証について分かりやすく解説いたします。最新の情報をご確認ください。

喉の違和感とともに吐き出される白や黄白色の小さな粒。多くの人が一度は遭遇するこの物体の医学的な膿栓の正体は、喉の奥の両脇にある「口蓋扁桃(こうがいへんとう)」、いわゆる扁桃腺の表面に蓄積する老廃物の塊です。インターネット上ではその強烈なにおいから「臭い玉(くさいたま)」と俗称されています。

新発田市耳鼻咽喉科などの医療機関が公開する臨床解説によると、口蓋扁桃は呼吸によって侵入してくる外敵を迎え撃つ「免疫の最前線基地」としての役割を担っています。扁桃の表面には「陰窩(いんか)」と呼ばれる無数の深いくぼみ(陰窩管)が存在し、外気に触れる表面積を広げて効率よくウイルスや細菌を捕らえる構造になっています。この陰窩の中で、免疫細胞(白血球)が病原体と激しい攻防を繰り広げた結果生じる細菌やウイルスの死骸、剥離した粘膜上皮細胞、そして微細な食物残渣が混ざり合い、固化することで白い塊が形成されるのです。

大きさは一般的に2mm〜6mm程度の米粒大が主流ですが、Lion歯科・矯正歯科やwakanoteの臨床報告によれば、陰窩の形状や炎症の度合いによっては1cm以上の巨大な塊へと成長することもあります。そして、誰もが悶絶する特有の悪臭の正体は、塊の内部で爆発的に増殖した嫌気性細菌がタンパク質を分解する過程で産生する「揮発性硫黄化合物(VSC)」です。下水や腐敗卵の主成分である硫化水素、腐った玉ねぎのようなメチルメルカプタンが凝縮されているため、わずか数ミリの粒を潰しただけでも室内に異臭が漂うほどの凄まじい悪臭を放ちます。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。